評価制度とは、企業が掲げる指針に対して各従業員がどのくらい貢献しているかを評価する制度です。一般的な人事評価制度では、評価の度合いは等級や報酬を大きく左右する要素となります。もしも評価制度がなければ、成果を残しても評価があがらないので、従業員のモチベーション維持が困難になってしまうでしょう。以下に代表的な評価制度を紹介します。
【目標管理制度(MBO)】
部門や個人が自ら定めた目標に対して、どのくらい達成できたのかを評価対象とする方法を「目標管理制度(MBO)」といいます。従業員が「企業の一員である」という認識を高めるためにも、設定する目標は企業の目標に関連する内容であることが必要です。また、従業員が自主性をもって目標達成に取り組むために、ここで決める目標は従業員が自ら設定しなければなりません。
【コンピテンシー評価】
「コンピテンシー」とは、特定の業務において、優秀な成績を収める人材に共通して見られる行動特性や思考パターンなどを指します。「コンピテンシー評価」は、優秀な人材をモデルにして、その人物と同じような行動をしているかを評価軸に取り入れる方法です。評価対象者が特定の行動をしているかどうかが評価のポイントとなるので、評価者によって評価結果に大きな差が出にくいというメリットがあります。
【ありがとうポイント】
「ありがとうポイント」とは、従業員が他の従業員に対して感謝の気持ちを抱いたら、それを形として提示したり渡したりします。
その感謝の気持ちを数値化し渡すことで、受け取った側はポイントとして貯めることができるような仕組みです。
具体的な実績や成果のみで人事評価が決定していた企業において、ありがとうのポイント化により実は組織に貢献している人や行動が可視化されるメリットもあります。
従業員のやる気へとつながり、それぞれの従業員が自分の役割を認識できるようになるため、チームや組織を強く意識し、さらに団結力やチームワークを高めることへと繋がります。
弊所でも人事評価制度導入のお手伝いをしております。
遠慮なくご連絡ください。
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