政府は2023年12月22日の閣議で、今の健康保険証を来年、2024年12月2日に廃止することを正式に決めました。廃止後も最長1年間は猶予期間として今の保険証が利用できるほか、「マイナ保険証」を持っていない人には代わりとなる「資格確認書」を発行するとしています。
まだ詳しいことは分かっておりませんが、現状の健康保険証は、上記より2025年12月までは発行されると予想します。
マイナ保険証になることで、現行の健康保険証に関する作業が削減されます。行政は、カード作成、発送作業を行う窓口の工数およびカード回収破棄の工数が削減されます。会社では、保険証が会社に届いた後、各従業員へ手渡しもしくは郵送のコスト、保険証が会社に届くまでに病院行きたいとなった時の緊急の保険証代替証明の発行、また退職時の本人及び扶養者分の保険証を回収して、役所へ郵送費用及び工数。保険証無くした際の対応工数などが無くなりますので、行政も会社も助かります。
日々時間と勝負されている経営者からすると、「遅いな」という感想を持たれる方が多いかと思いますが、やはり個人情報の問題が関係し、役所という大きな組織のルールを変更するのは、強いリーダーシップが必要ですので、やはり難しく時間がかかるものと考えます。
入社して1日で退職してしまった従業員様分も保険証カードが郵送されてきて、すぐに郵送での返却が全国で発生していることを考えると、少し未来の人からすると、今の状態が可笑しいことに映るかもしれません。
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