2022年の中小企業の賃上げ状況
経経団連が公表した「2022年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(最終集計 2022年8月9日)」によると100人未満の事業所では4,497円で前年の4,162円より331円高い数字となっています。
物価上昇や人材不足当の影響による賃上げの流れに加え、政府からの要請もあり、上昇傾向にあります。
従業員規模 |
平均昇給額 |
100人未満 |
4,497円(前年4,162円) |
100人~300人未満 |
5,059円(前年4,267円) |
300人~500人未満 |
5,135円(前年4,529円) |
賃金の上昇は、仕事の付加価値の向上に伴うものでると考えられますが、一方、知らないところで外的要因(物価上昇、最低賃金上昇や、求人不振による給与テーブルの見直し等)によって上げざるを得ない状況となった場合、その会社組織には不満がたまるような気がします。
私たちができることは、日本全体、世界全体の動向目を光らせ、政治へ期待すると共に、目の前の仕事を少しでも向上させ、売上を向上させ、外的要因よりも先に昇給を行うことが、より組織の安定につながるのかもしれません。
(参考リンク)
経団連「2022年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(最終集計 2022年8月9日)」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2022/075.pdf
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加古川・姫路の社会保険労務士は山本社会保険労務士事務所
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